ごきげんよう、みかねーです。
確かに「食べても太らない人」っています。ぽっちゃり体形は遺伝的要素もあると言われていますので、そもそも太りやすい、太りにくいというのはあるけど、それを言い訳にしてちゃかっこ悪いですからね。
今回ご紹介する本を読めば、食べても太りにくい人の食生活がよくわかり、確かにこの通りにしていたら太らないだろうなぁと納得します。
だけど、全ての食べても太らない人が、最初っからこの本に書いてあるような食生活をしていたわけではないと思うんですね。
私も更年期を境に太ったことで、今までの食生活を見直したし、ものすごく細い妹が好んで食べているモノを見ていると、これは太らないだろうなと感じます。
反対に「痩せたい」といつも言っているのにぽっちゃりから脱出できていない人は、どこかで「そりゃ太るな」という食習慣や好みをしています。
その習慣をやめてまでダイエットするつもりはない、と思っている人もいらっしゃるだろうけど、加齢に伴ってやってくる不具合を遠ざけておきたい人にも「食べてもなぜか太らない人の秘密」はとても参考になります。
Contents
「食べてもなぜか太らない人の秘密」
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「食べてもなぜか太らない人」の秘密 (王様文庫) [ 小島 美和子 ] |
管理栄養士・健康運動指導士の小島美和子さんの著書「食べてもなぜか太らない人の秘密」という本。
食べたいものを我慢している様子もないし、ジム通いをしているようでもないのに、何故かスリムでイキイキしている人。
それは体質ではなく太らない「食べ方」や「暮らし」をしているから。身体のメカニズムに合ったその「秘密」をご紹介します。
「食べてもなぜか太らない人」の秘密 (王様文庫) [ 小島 美和子 ]の裏表紙紹介文より
法則1【一定の時間に食べる】
なぜか太らない人は、朝食を起きて1時間以内にしっかり食べている。
人には体内時計が備わっているため、できるだけ体内時計に沿った食べ方ができるかどうかで、同じモノを食べても太りやすいか太りにくいかの差が出るそうです。
1日に食べる量を10としたとき、朝3・昼4・夜3のバランスがおすすめ。
どうしても不規則になりがちな人は、朝食時間だけはしっかり確保し、夕食は軽めに済ます方法で。
法則2【体温が上がるものを食べる】
何故か太らない人で平熱が低い人は少ないらしい。
体が温まる食事をすることで、より消化・吸収が正しく行われ、体温が上がり効率アップします。本書では、そのための朝食の工夫が提案されています。
体温が低いと消費エネルギーも低くなってしまうので、痩せにくくなるため、日常生活の中で平熱を上げる工夫をすることもダイエットには効果的です。
法則3【筋肉が増えやすいように食べる】
何故か太らない人は、筋肉が付いています。
筋肉は熱を作るので、筋肉量が減ってくると体温も低くなりがちだし、基礎代謝も落ちてきてしまいます。
筋肉を作っているのはたんぱく質。たんぱく質は食事をしたとき、消化&栄養摂取のために消費するカロリーも大きいのでしっかり食べましょう。
法則4【ランチをしっかり食べる】
なぜか太らない人は昼食をしっかり食べます。昼の12時前後は、食べても太らない黄金の時間帯だそうです。
このタイミングでできるだけ多くの栄養を摂ると、体内でしっかりと利用され、疲れにくくなると書いてありました。
昼は活動量も多いので、1日の中でランチだけはバランスよくしっかり食べることがおすすめです。
法則5【夕食だけはコントロールする】
なぜか太らない人は、食事に無頓着に見えても夕食に対してはきっちりしています。
これはもうダイエット経験のある方なら知っている情報だと思いますが、夕食の時間がどうしても遅くなる人は、量や質をしっかりコントロールしましょう。
夜8時以降は体が「脂肪蓄積モード」に切り替わるそうなので、可能な限り20時以降は食べない方がいいですね。
法則6【「よく食べる」が「いろいろ食べる」】
なぜか太らない人は、良く食べているものが代謝に欠かせない効率よい食事をしています。
食事を減らすことやカロリーを気にするより、バラエティに富んだ食事の方が身体にいいわけだし、それが太りにくいことにつながっているんですね。
まあね、当たり前っちゃ当たり前のことで、ダイエットには5大栄養素+食物繊維、これは欠かせません。
糖質や脂質だってトゥーマッチにならなけらば摂取した方がいいし、ビタミンは「キレイ」の源だし、食物繊維が不足すると便秘になりがちですから。
1日になるべく多くの食材を摂取できるよう心がけてみましょう。
法則7【食べた後に動く】
なぜか太らない人に共通しているのは、体を上手に動かしていること。
昔の人は、食後ごろんと横になっていると「牛になる」って言いませんでした??食休みは必要ないんです。
満腹過ぎると動くのも億劫になっちゃうけど、食べ過ぎず食後すぐに席を立って動いた方が、上昇した血糖値を下げる効果もありますし、エネルギーの消費にもなります。
激しく動く必要はないので、是非取り入れてみて下さい。
太らない食品選び
第2章は「太らない食品選び」になっています。
太っている人とスリムな人は、スーパーに行ったときのかごの中身が違うんですって。そうね、太らない人のかごの中にお菓子やジュースは入ってないかも。
おすすめの食材
・魚
・旬の野菜
・大豆製品
・果物
肉を買うなら脂身のない部位を。
当たり前の「おススメ食材」ですが、それだけでなく脂質や糖質はどのように選んだらいいか?乳製品はどのように摂取するのがいいか?などの説明もあり、参考になります。
手軽なカット野菜は、最近スーパーでも種類が増えているように思いますが、それよりおススメなのは冷凍野菜だそうです。
太らないコンビニ弁当の選び方や添加物についても書かれているので、コンビニ利用頻度が高い方にはとても参考になると思います。
果物は糖質量が多いけど、ビタミンや抗酸化物質が豊富なので、女性なら食べ過ぎない程度に摂取した方がいいと私も思っています。
太りにくい謎を解く
第3章「1日3食なぜか太らない食べ方」では、心配せずしっかり食べる昼食例や太りにくいおやつやお酒の飲み方なども詳しく書いてあります。
第4章「体や年齢に合わせた太らない食べ方」では、生理前後の対処法や更年期になると今までと同じように食べていても太ってきちゃうって話し。
歳と共に基礎代謝や筋肉量が減ってくるため、同じように食べていると脂肪蓄積が進んでしまうことに加え、女性ホルモンのエストロゲンが減少することで、脂肪が代謝されにくくなり、太りやすくなるんです。
やーねー。
そんな時期になるべく太らないように過ごすヒントと、太らないための効果的な運動も図解入りで掲載されています。
大層な運動は必要なくても、やっぱりキレイなボディでいたかったら「運動すること」を外しては考えられませんからね。
最後の第5章「なぜか太らない人はこう考えている」では、メンタル的な話し。
食べることへのネガティブな感情をどうしたらいいか?
食べることに対して罪悪感を持ってしまうと、摂食障害になってしまう可能性もあるので、メンタル面もすごく大事です。
食べることは楽しいこと。
ストイックに節制することだけにフォーカスしてしまうと、食べることが楽しくなくなっちゃうし、それは大きなストレスにもなり本末転倒です。
そうならないためのヒントが詰まった章になっています。
まとめ
私はスイーツがすごく好きで、今でも全然止めていませんが、痩せようと思った時は回数を減らしました。
たまに食べるスイーツは極上の味わいだけど、以前ほど量が食べられなくなっていますね。もしかしたら歳のせいかもしれないけど、食べる癖がついていた時はあるだけ全部食べていましたから。
食生活は上手にコントロールする必要があり、極端なことをすると健康を損なう恐れもあります。
一気にあれもこれもやっちまうのではなく、自分にとって実行するハードルが低そうなことをまずひとつ選び、コツコツとそれが習慣になるまで続けてみる。しっかりと身に付いたら、次にまたできそうなことを実行する。
こうしてやっていくと時間はかかるけど、確実に習慣を変えることができると思うんですね。
ダイエットは痩せたら終わり、ではないし、早く痩せればいいのでもなく、食生活を見直して太りにくい習慣を手に入れ、それをずっと続けていくことです。
目標体重に達したから、きょうからがっつり食べるわよー、ってなっちゃうと必ずリバウンドします。
食生活を見直し、尚且つ毎日続けられるような活動量を増やす運動を生活に取り入れ、それの生活を空気のように感じられたら大成功です。
そのためには、たまには食べたいものも食べ、息抜きもする。だけど体を動かすことは休まない。
体を動かすことは、どれだけ休みたくても1回休んだら次も休みたくなっちゃうので、5分でもいいから実行することがキーポイントです。
「食べても太らない体」は短時間じゃ手に入らないし、努力も必要だけど、手に入れられたら自分の財産になりますから。
こちらには食習慣だけじゃない痩せている人の習慣や特徴をまとめていますので、参考にしてみてね。
それではまた、ちゃおっ
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