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20年の下着屋稼業の中で、たくさんの美しいインポートのサンプルやカタログを見てきました。

セクシーなベビードールに魅了されたり、レースのテディに一目惚れしたり、素材の美しさに心奪われたりと、様々な製品と巡り合いご紹介させていただいた20年です。

でも、そんな20年の中で一度も扱わなかった商品が「ガードル」

下着屋を始める前は、補正下着も購入したことがあります。ショーツ履いて、ブラ付けて、ガードル履いて、その上にまたボディスーツも重ねて・・苦しいことこの上ない。

身体全体を強力なパワーネットで抑えていますから、全部着用して食事をすれば、着ていないときよりは確かに食べる量は減るので、そういう意味ではダイエットになるかもしれません。

でも、補正下着で武装した自分の姿を鏡に映したとき、これでいいのか?と疑問に感じ、締め付け感が不快だったこともあり、それ以来補正下着は今に至るまで着ていません。

じゃあ、単品でガードルだけならどうだろうか?

下がったヒップを助けてくれるのだろうか?という疑問に、下着屋としてお話をしたいと思います。


ガードルでヒップアップはするか?

ヒップが下がってきたと感じたら、まずはガードルでヒップアップしようと考える女性も多いと思います。何も努力しなくても、履いて解決すれば楽ですもん。

私が補正下着を着てみた頃に比べたら、今は素材も機能も進化しているでしょう。でも、ガードルのデザインそのものは同じなので、鼠径部にショーツの境目が当たることに変わりはないわけです。

鼠径部が圧迫されるということは、リンパや血の流れが滞る原因を作ります。その結果、むくみや冷えにつながっていきます。

では、ロングガードルなら? 座ったときに、パワーネットの素材が曲がった鼠径部を押すという事実は、少し圧力が低くなったとしても同じこと。

ガードルでヒップアップを狙いたいお年頃は、身体全体のシルエットが加速度的に劣化に向かっているお年頃とも言えます。

「服を着ているときだけヒップアップを狙えればいいの!」と思う女性もいらっしゃるでしょうが、ガードルを履いた結果、ウエストラインの上にお腹の脂肪がはみだしませんか? ヒップの下に皺ができませんか?

身体の皮も脂肪も全部つながっているわけで、ヒップアップを狙ってガードルを身につけたところで、全体の解決にはならないということです。

ガードルを履いて見た目のヒップが上がるのは、布地の伸縮性や生地の弾力を利用したことによるもので、ましてやガードルを履き続けることで筋肉が鍛えられるなんてことは絶対にありません。


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ガードルヒップは硬い表情に

パンツスタイルのときはせめてガードルで補正をしたい!!と思うのは当然の女心。ガードルを履いた後ろ姿を鏡で確認したこと、ありますか?、

硬さが感じられるヒップになってしまいます。本来ヒップとは柔らかいものであり、それが魅力でもあるわけなので、硬い表情をしたヒップには女性らしい魅力が香りません。

実は私も10代の頃は、毎日ガードルを履いていました。それは思い起こすに、母からショーツは2枚履きなさい、と子供の頃から言われていたことの延長線上の習慣だということに気づき脱ぎ捨てました。

確かに、母の教えである「女の子はショーツを2枚重ねて履く」ということにも納得できるきちんとした理由があるのですが、そこまで語ると長くなるのでまたの機会に。

ガードルを履かないと不安、という友人もいます。

ヒップアップや下腹引き締めの効果を期待しているのではなく、履かないと不安な女性には、座っていても鼠径部を圧迫しないものを選び、長時間履き続けないことをおススメします。


ヒップアップ効果は殿筋群を鍛えるのみ

人のヒップにはいくつかの殿筋がありますが、残念ながら何もしなければ加齢とともに筋力が落ち、その結果ヒップが下がってくるわけです。

女性のヒップは10-20代の頃と比べると、3段階で下垂していくそうで、30代になるとヒップの下側から下がり、40-50代になると全体が下がり、60代になると更に下がっていくという・・実に残念です。

人の肉体は、年齢と共に全ての部位に下垂が生じるわけですが、それを最小限に食い止めるためには筋肉を鍛えるしか方法はありません。

殿筋群とは?

お尻周りにある「大殿筋」「中殿筋」「小殿筋」をまとめて殿筋群と呼びます。

その中でも「大臀筋」は大きな筋肉なので、プリッとしたヒップを手に入れるためには、ここを鍛えることが大事。それと共に大きな筋肉である大臀筋を鍛えることで、代謝が上がりやすくなるというメリットもあります。

まあ、20代に比べれば皮膚の張りが違うので、モデルのような張りのあるプリ尻は無理だけど・・・大臀筋を鍛えることで、ヒップに付いた無駄な脂肪が落ち、筋肉が付くことでヒップアップが期待できるわけです。

ただ、1週間くらいやっても目に見える効果はないので、少なくても2か月以上は続けてほしいですね。

ヒップに入った皺を撃退

鏡に映る自分のヒップの太ももとの境目にが入っていて、これはヒップが下がったことによって出来たのだろうとかなりがっくり。

非常に残念な現実を鏡で見て、「皺を撃退!」すべく今は繰り返し実行している「スクワット」「ランジ」でかなり皺の程度が軽減してきています。

「ランジ」に付いては「40代,50代女性がダイエットで筋トレをする際に大切な3つのポイント」の中ほどで写真を入れて解説しておりますので、ご興味のある方は是非!

ま、そうは言っても年相応の「弾力を失ったお肌」という現実はあるので、プリ尻とまではいかないですけどね。それでも、以前と比べると自分を褒めてあげたいかな。

というわけで、いくつになってもガードルに身を預けてしまわずに、それで安心してしまうことなく、きっちり体は応えてくれるので、是非殿筋を鍛えてヒップアップ効果を狙ってください。

それではまた。ちゃおっ


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