アラフィフファッション

下着業界にもサスティナビリティの波|イタリアブランド「Madiva」の取り組み

ごきげんよう、みかねーです。

昔アトピーだったこともあり、下着屋だった頃は、インナーやナイティの素材にはこだわりを持って商品を選んでいました。

その経験からおススメしているのが、ウールやシルク、上質なコットンを使用したインナーたち。

アラフィフファッションブログ|インナーは[素材]を知って選ぶと更に快適ごきげんよう、みかねーです。 私は、肌が弱かったことや、洗濯機で洗えないニットの下には必ずインナーを着たかったので、いわゆる「ババ...

その理由は、こちらの記事に書いています。

まだスタブログでは、ちょいちょい「サスティナビリティ」に付いて書いていますが、今回イタリアのインナーメーカー「Madiva マディバ」から「Madiva Eco Future」なるオーガニックプロジェクトによる新製品が発売されることになりました。

オーガニックコットンを使ったメーカーは国産にもいくつかありますが、素材だけにとどまらないサスティナビリティの波が下着業界にも押し寄せているのを感じます。

きょうは、そのあたりをご紹介したいと思います。

下着業界にもサスティナビリティの波

ファッション業界全体に押し寄せている「サスティナビリティ」の波は、インポートも含み下着業界も例外ではありません。

ドイツ「OPAAK オパーク」

GOTS認定のオーガニックコットンや再生素材からリサイクル素材に至るまで、全ての素材をEUで定められた基準を満たしたところから調達しています。

「Baserange」

Baserangeは2012年に設立されたフランスとデンマークに拠点を置くブランドで、生地の生産に使われている水の量、化学物質の量にも気を配って選ばれ、オーガニックコットン、リサイクルウール、ナチュラルシルク、ナチュラルリネン、そしてバンブーがコアな生地として使用されています。

国産ブランド「UNDERSON UNDERSON」

ルームウェアブランド「gelato pique」を展開している株式会社マッシュホールディングスが、2019年に設立し、和紙を使ったアンダーウエアを含むシンプルな製品を発表。

オーガニックな素材を使っていればOKという考え方から、製品が出来上がるまでに使う水の量、化学薬品の量、流通や工場の環境、製品の行方にまで配慮した考え方になってきています。

Madiva マディバの新しい取り組み

マディバは、1953年に設立された家族経営の会社で、現在は創立者の息子ロベルトがトップに付き、2人の娘パオラとジュリアも手伝って運営しています。

羊毛で有名なビエッラの近くにあるバルデンゴにあり、設立以来、高品質のイタリア製下着の製造に特化して「Madiva」と「ARTIMAGLIA」というブランド名で生産しています。

2020年の春夏コレクションから新しく加わるのが、地球を守るための新しい持続可能なソリューションを作成するための取り組みである「Madiva EcoFuture」ラインです。

その1、 COLD DYEING

シンプルなトップスを生産するにあたり、2500リットル以上の水と 化学薬品が必要になり、それは織物そのものの重さの10%~100%に値します。

繊維業界は、世界においてオイルに次いで2番目に公害を産出している業界だと言われています。

それは、多くの化学薬品が生産工程において、十分にフィルターされていないことから、毒性が残った物質が川に流れ、農地を汚染し、地球環境を悪化させていることによります。

そこでMADIVAは、少しでも地球温暖化問題の解決に繋げられるよう、水や電気の使用を最小限にし、蒸気の発生を減らす技術「COLD DYEING」を打ち出しました。

その2、DYEING WITH FRUIT AND VEGETABLES

祖先たちは、自然から取れる染料が染色に使い、それは今でもいくつかの国で引き続き行われている染色の方法です。

サスティナビリティへの関心により、イタリアの研究者たちは果物や野菜などの自然の成分を使用した染色方法のテストを行い、ファッション業界のメジャーブランドではその研究結果を実践しているところもあります。

MADIVAは、ランジェリー業界で初めて、果物や野菜から染められた衣類を開発し、それはEUの環境保護を改善するために生まれた規制「REACH基準」に基づき、果物や野菜のピューレから採取される自然の染料と、最大2%の化学薬品化合物が使用されています。

果物や野菜で染めることにより、染色の際に有害物質を発生させず、着用する私たちにも繊維に沁み込んだ化学薬品によるアレルギーが起こりにくいというメリットがあります。

その3、DYEING WITH PURE SOIL COLORS

MADIVAの2020年秋冬インナーコレクションの「PURE SOIL」シリーズでは、ナチュラルな方法で繊維や衣類を染色したものです。

例えば、染色に土が使われていて、その土はアフリカやモンゴル、南アメリカなど、あたたかく豊富な色の土(鉱石も含む)が取れるところのものだけを使用し、その土は化学物質を使用せず、自然のままの場所に集められ、純粋な状態で粉砕されます。

その4、パッケージ

通常、マディバの製品は1枚ずつ厚手のビニール袋に入っていますが、「Madiva EcoFuture」ラインでは、パッケージの厚紙から印刷のインクまで、完全に堆肥化可能で生分解性のものを使用しています。

Madiva EcoFutureコレクション

染色に使われる薬品がネックになって、オーガニック製品は色味が少ないという事情がありましたが、マディバのコレクションは色味が豊富なのも嬉しい特徴。


これが野菜や果物のピューレで染めた夏のオーガニックコットンコレクション。全7色です。画像は8点ありますが、上段左から2つ目と下段の右端は同じ色。

染色の材料には、カカオや炭状にした野菜、ベリー系フルーツ、甘草などが使われています。

キャミソール 4,200円
タンクトップ 4,800円
スタンダードショーツ 3,400円
半袖インナー 6,200円


こちらは秋冬用でウール85%、シルク15%の混紡。COLD DYEING製法で水もエネルギーも80%以上セーブして作り上げています。

キャミソール 6,200円
ノースリーブ 7,000円
長袖インナー 12,000円


これも秋冬物で、ウール85%、シルク15%の混紡。土由来の染色による「PURE SOIL」シリーズ。

キャミソール 6,000円
ノースリーブ 7,500円
長袖インナー 11,000円

まだ日本では販売していませんが、2020年の春夏商品から入荷の予定だそうです。もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、コメント欄からご連絡ください。

秋冬商品の受注受付は、3月16日までです。

こうした取り組みに思うこと

何を選んで何を買おうと、個人の自由です。

でも、ひとりでも多くの人がサステナビリティに関心を寄せてくれて、少しでも多くの人がそうした製品を使って、環境に優しい製品が支持される輪が広がれば、少しずつ負の連鎖がプラスに転じていくかもしれないじゃないですか。

人を動かせるほどの影響力はないし、説得力もないけど、筋肉を育てていくのと同じようにコツコツと発信していけば、もしかしたらPCやスマホの向こう側にいる誰かが、「なるほど!そうかもしれない」と思ってくれるかもしれない、ということを期待しているわけです。

皮膚は、唯一露出している臓器とも言われていますので、本来、食材や水と同じ基準で肌に触れる衣類も選ぶべきと、私は思っています。

私は、高度経済成長に育ちバブルも経験し、多分、環境も経済もそれほど酷いことにはならないうちにこの世とおさらばします。

だけど、次の世代、またその次の世代に美しい環境を残してあげたいと、この頃痛切に思っているんです。

ひとりでできることに限りはあっても、何もしないで後悔するのはイヤだしね。ということで、マディバからこんなシリーズが出ると代理店さんから聞いて、どうしてもご紹介したくなっちゃった次第です。

私は野菜染めのオーガニックおパンツを全色買おうかしらん・・と思案中。

それではまた、ちゃおっ。



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