ごきげんよう、みかねーです。
2022年の話題作、レディ・ガガ主演の「ハウス・オブ・グッチ」を公開初日に鑑賞してきました。
きっと世界のトップブランドGUCCCIを描いた作品なら、ファッションやロケ地、家など見どころが満載だろうなぁと、楽しみにしてたんですよ。
もちろん、それらも見事だったし、イタリア訛りの英語を習得していたガガも圧巻でしたが、個人的に一番興味を惹かれたのが「欲しがりオンナの不安と脂肪」
なんのこっちゃ?ですよね。
個人的に感じた「欲しがりオンナ」を紐解いてみたいと思うので、是非、最後までお付き合いください。
映画「ハウス・オブ・グッチ」
サラ・ゲイ・フォーデン著「House of GUCCI」を元に、世界のトップブランドであるGUCCIのお家騒動をレディ・ガガ主演で、映画化した絶賛上映中の「ハウス・オブ・グッチ」
映画の内容や評価、感想についての記事は、ネットでゴマンと見つかるので割愛します。
ガガが演じたグッチ家の3代目当主マウリツィオ・グッチの妻になったパトリツィア・レッジャーニと、ふたりの離婚の原因になったと言われているマウリツィオの愛人パオラ・フランキは対照的。
パトリツィアとパオラが、実際どんな人物であったかは全く知らないけど、外見が人に与える印象は侮れないな、とすごーく興味を惹かれました。
そして、その外見が人物の内面も表していて、だからこそ第一印象ってのは大事だし、時に自分を俯瞰視できるようでなくちゃね、と感じたわけです。
パトリツィアとパオラ
あるパーティでマウリツィオ・グッチと出会ったパトリツィアは、彼の名前を聞いた瞬間、キラリンと目が光ります。
おー!グッチ家の御曹司ね。これはチャンスだわ。モノにしなくちゃ、と思ったに違いありません。
そして、パトリツィアは見事にマウリツィオを射止めて結婚。望んでいたグッチ家の一員となるわけです。
そこからパトリツィアの自己顕示欲が暴走するんですねー。様々な目論見を着々と仕掛けていき、GUCCI帝国の影の支配者となるわけですよ。
私はグッチ家の一員ですからっ!ほら見て!私、イケてるでしょ!が満載。
そのファッションからも自己顕示欲が滲むどころか、溢れて零れ落ちていると感じます。
最初は明るくて溌溂としているパトリツィアに惹かれていたマウリツィオも、次第にそんな彼女に辟易としてくるんですね。
イチ視聴者として作品を観ていると、その変化がよぉーくわかるんだけど、これがもし当事者なら彼、または夫の心理的変化ってのはわかりにくいかもしれませんけどね。
で、マウリツィオはスイスのスキー場で久しぶりに会った友人パオラに惹かれるようになり、ふたりは恋人関係へ。
そのパオラってのが、内面はどうなのかわからんけど、パトリツィアとは正反対のタイプ。
お抱え運転手付きのロールスロイスでスイスに降り立ったパトリツィアは、毛皮の帽子に毛皮のコート。そしてフルメイク。ジュエリーテンコ盛り。
もしかしたらロールスロイスじゃなかったかもしれないけど、私の中ではロールスロイスに決まってる!というシーンでしたので。
屋外のカフェで友人たちと談笑していたパオラは、ナチュラルメイクにストレートヘア、ムートンジャケットとカジュアルな装い。
ふたりの初対面を強烈な印象にするための衣装かもしれないけど、その策略は大成功と私は感じました。
そこに至るまでのパトリツィアの数々の策略を見ているから、そりゃあパトリツィアよりパオラに惹かれるのも無理はないよね、と感じちゃうわけですよ。
自己顕示欲が悪いわけじゃないし、ファッションは自分を自由に表現できるアイテムだから何を着ようがその人の事由です。
でも、こうした印象操作ができちゃう代物だってことも事実。
翌日のゲレンデで遭遇したふたりは、パトリツィアが真っ赤なスキーウエアに黒い毛皮の帽子、対するパオラは真っ白なジャンプスーツのスキーウエア。
見事な対比です。
この演出が、私には非常に印象的でした。
欲しがりオンナ、パトリツィア
パトリツィアは、貧しい家の出身だったと言われています。きっと、幼い頃に満たせなかった物欲や名誉欲をグッチ家の嫁になることで満たしていったのだろうと思うんですね。
ありったけのジュエリーを身につけ、満艦飾のメイクを施し、スキなく高級品で着飾ることは、彼女にとっての鎧だったのでは?と感じます。
自覚はなかったかもしれないけど、そうすることで安心できる。私は強いと感じることができるわけです。
でも、本質的に強いわけじゃないことは、彼女が占いに入れ込み、占い師の助言に従って行動していたことでわかります。
マウリツィオから三下り半を突きつけられても、絶対に離婚はしないと頑張ったのは、もちろん子供のためもあるだろうけど、グッチ家の一員でいること、マウリツィオの妻であることに強い執着があったと考えられます。
グッチ家の嫁であること、贅沢三昧な生活を捨てられないこと、人が自分に注目してくれること、たくさんのことを欲しがるがために道を踏み外しちゃうわけですから。
今回の役を演じることで、ガガは増量したのではないかしら?かなり豊満になっていたように思いました。
だとしたら、欲しがるオンナのイメージは、豊満ってことじゃないですかね?
欲しがりオンナの不安と脂肪
欲しがりオンナは、内面にある不安を打ち消すために物欲や食欲に走る、とも考えられると思うんですね。
恥ずかしながら私も昔は物欲の塊、そして毎日大好物のスイーツをほおばる欲しがりオンナでした。
買っても買ってもまだ服が欲しい、私を見てという顕示欲、ビュッフェに行けば置かれたスイーツは全て平らげる、そんなことをやらかしていましたねぇ。
欲しがりオンナは、底なしです。でも、それで不安は消えないし、食べることで満たそうとすれば脂肪は増えますしね。
例えば、今食べないとお腹が空くかもしれない、と思って、空腹でもないのに食べちゃうことってありませんか?
これ、お腹が空くかもしれない不安があるから、とりあえず食べておこうという気持ちになっちゃうわけですよね。
お腹が空いたとき用に、キッチンにお菓子が置かれていませんか?これも空腹を不安に思うからじゃないかしらん。
ちょっとの空腹くらいじゃ死なないので、買い置きはNGです。余分に食べちゃうだけですから。
食事そのものを楽しむために、空腹を喜びましょうよ。
欲しがりオンナは、物も脂肪も溜め込んでしまいます。そんなことを繰り返していても、充実とは程遠い毎日。どうですか?
じゃあどうする?
痩せたい気持ちはあるけど、目の前の好物を我慢することができないのは、つかの間の欲望を満足させられるからですよね?
我慢は辛いと思っているから我慢したくないのだろうけど、気持ちが安定してくると我慢がそれほど辛くなくなります。
「我慢」だけにフォーカスしたら心が折れるかもしれないけど、生活全般を改善したら可能になります。
じゃあ、どうする?
運動しましょう!
えっ?!またそれ?みかねーってば、結局それしかないの?!ですよねぇー。
でも、そうなんです。体を動かすことは、気持ちの安定につながります。
心地よい疲れを感じることで睡眠の質も上がります。そしてストレスも軽減しますから。
暴飲暴食に走ってしまうときがある人にこそ、体を動かすことをおススメしたい!
激しい運動でなくても全然OKです。寝る前にちょっとストレッチやヨガをしたり、何か食べたいなぁと感じたら少しストレッチをしてみる。それだけでもOKですから。
まとめ
ハウス・オブ・グッチを鑑賞した感想から、無理やり「運動習慣」を身に付けよう!に持っていく私の力技ですかね。
いやー、イケてると思いますけど。
なんだかんだ言っても、やっぱり運動習慣がある人は、心身ともに強いです。
闇雲にコロナを怖がるより、コツコツ運動して免疫力アップさせた方がどれだけ前向きかっ!と私は思っていますから。
もちろん、赤い服がいけないわけでもなし、満艦飾のメイクが悪いわけでもありません。それを否定しているのではなく、自分が欲しがりオンナになっていないか?
そこを見極めることが大事。
さて、ホットピラティスに行ってくるかな。
それではまた、ちゃおっ
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