まだスタ映画館

最終更新日: 2021.05.14

アンソニー・ホプキンス主演映画「ファーザー」はホラーよりも恐ろしかった

ごきげんよう、みかねーです。

アカデミー賞で2部門を受賞した感動作ということで観に行ってみましたが、個人的には記憶が無くなっていく、混乱していくアンソニーの演技があまりに切実で感動するより怖くなったかな。

自分も半世紀以上生きてきて、80歳を超えた母も存命、いつか自分の身近でも起こりうることと思うとホラーより恐ろしかった。

親子って何なんだろな、ということも考えさせられた作品ではありました。

「ファーザー」概略

1991年アメリカのサイコスリラー映画「羊たちの沈黙」で元精神科医の囚人ハンニバル・レクターを演じたアンソニー・ホプキンスが父親役。

娘のアンを演じているのは「女王陛下のお気に入り」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したオリヴィア・コールマン。

記憶が薄れ、時に混乱していく父親アンソニーを自宅に引き取って介護している娘のアン。

でも、父親の口から出てくるのは、妹ルーシーがいかに才能あるアーティストでお気に入りだったか、という話し。ここ、切ないんですよ。

父のアンソニーは記憶が混乱し、アンが言っていることと自分の記憶が違うことに戸惑い、知らない人、新しい環境に馴染めない不安全てを表情だけで感じ取れるし、アンの混乱やいら立ちも然り。

アンソニー・ホプキンスとオリヴィア・コールマンの力量を感じる作品でもあります。

日本でも橋爪功氏主演で舞台になったそうですが、馴染みのある日本人が演じていたら、観ていてもっと苦しかったかもしれません。

介護する側の目線ではなく、記憶が無くなっていく側を主体として描いた作品は、患ってしまった当事者の不安が理解できる作品でもあるかな。

ホラーよりも恐ろしかった感想

画像引用元:IMDb

ホラーやサスペンスは大体が作り話だけど、認知症は現存する多くの老人が患ってしまう病。

患った当事者はこんな不安を抱き、それを看ている家族はいら立ちやもどかしさ、追い詰められていくような感覚を持つんだ、と思いながら観ていると、ホント!ホラーより恐ろしいんです。

壊れていく父アンソニーが、窓から外を見て「葉がなくなっていく」とポツリとつぶやいた言葉がとても印象的でした。

自分の人生を1本の木としたら、人生の中で築いた家族や友人との関係、たくさんの記憶や思い出を実らせたのが葉っぱ。

青々と茂っていた葉っぱたちは、人生の終盤を認知症という病に侵され、次第に1枚1枚枯れて散ってしまうってことなのだろうな、と。

人はいつか何らかの病で必ず死を迎えるわけだけど、それがいつどのように訪れるかは誰にもわかりません。

医学が発達し、環境が整ったことで、人の寿命は格段に長くなりました。それによって認知症も増えています。

人生が60年だったとしたら認知症の発症率は低いけど、100年になればグッと増えちゃうわけです。

いろんな意見があるだろうけど、個人的には寿命は長ければいいとは思っていないし、こうした作品を観るとなお一層死に時ってのを考えてしまいます。

いやー、ちょっと重いよね。

単純にブラボー!と、手を叩き感動できる作品ではなかったかな、というのが率直な感想。

まだスタ的見解

そこでだ!私は考えましたよ。

どんなに健康オタクであろうと、体にいいからとどんだけ運動しても、人は必ず死ぬわけだし、認知症になりたくない!と必死に願ったとしても、誰にでも可能性はあるわけです。

それはわかっちゃいるけど、できるだけ確率を低くするために今できることはないだろうか?と。

認知症の治療方法は確立されていませんが、予防策の情報はあります。

・食生活
・運動
・対人接触
・知的行動習慣
・睡眠習慣
認知症ネットより

やっぱり運動必要です!

バランスの取れた食事を心がけ、適度な運動をし、人と交流して、本を読むなどの知的習慣を持ち、そして質のいい睡眠をとること。

結局、ダイエットに必要なことと認知症の予防策は、イコールじゃないにしろ多くの部分で重なっています。

少しずつできることから始めてみましょうよ。できれば、死ぬまで元気でいたいですものね。

おまけの雑談

多分小学生の高学年だっただろうと思うんだけど、映画館で従妹と鑑賞をしていた時、ふと足の付け根に違和感を感じて触ってみると、なんとそこには!隣のおじさんの手が置かれていたんですね。

そうです、痴漢でした。

今思い出しても胸糞悪いんだけど、もう50年近く前のことなのに、今でも隣の席に知らない男性に座られちゃうと緊張しちゃうんですよ。

その時と同じことがおこらないことはよぉーくわかっているんだけど、ダメなんですね。

で、今作は中年以上の人々に関心が高かったのか、いつもの洋画より込んでいて、運悪く隣の席におじさんが座っちゃった。

もう集中できません。途中から腰が痛くなってくるわ、テーマの重さがのしかかってくるわで、退席しようかと思ったほど。

でも、頑張って最後まで観てきました。意地ですかね。

ふぅ。

性犯罪は、どんな軽微な事でも許せませんっ!被害者の女性、ましてや未成年者なら死ぬまでその傷を抱えて生きていくんです。

と、話しはうーんと逸れてしまいましたが、今だから話せることでもあったんで、この場を借りて訴えてみました。

それではまた、ちゃおっ

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