ごきげんよう、みかねーです。
アラフィフボディに大切なのは「体幹」を鍛えること。先日、本屋に行ったとき目に飛び込んできたのが、中野ジェームズ修一氏の著書「体幹を鍛えると、おなかが出ない、腰痛にならない」という一冊でした。
以前、体幹トレーニングのひとつでもある「プランク」でぽっこりお腹は凹むか?という挑戦をしてみたくて、10日間だけ毎日プランクを実施してみました。
その結果がこちら
「体幹」は年齢を問わず全ての女性に鍛えてほしい部位。
中野ジェームズ修一氏の著書「体幹を鍛えると、おなかが出ない、腰痛にならない」は、体幹についての正しい知識と方法がよくわかる1冊になっています。
Contents
おすすめ著書「体幹を鍛えると、おなかが出ない、腰痛にならない」
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体幹を鍛えると「おなかが出ない」「腰痛にならない」 (だいわ文庫) [ 中野ジェームズ修一 ] |
1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー、フィットネスモチベーター。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。
日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。
「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球の福原愛選手やバドミントンの藤井瑞希選手など、多くのアスリートから絶大な支持を得る。クルム伊達公子選手の現役復帰にも貢献した。
2014年からは、青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。
体幹トレーニングの正しい知識と方法がよくわかる
そもそも体幹とは?
最近よく聞くけど、そもそも体幹て何でしょう?
お腹の筋肉のことではないので、腹筋運動イコール体幹トレーニングだと思っていたら間違いです。
腹筋は、お腹周りにある筋肉の総称であり、中央縦にあるお腹の筋肉は「腹直筋」。ゴツゴツと割れた「シックスパック」と言われる筋肉は、お腹の脂肪がなくなって目に見える状態になった腹直筋です。
体幹とは胴体にある腹筋や背筋などを含む、身体を筒のように支える筋肉の集まりを指します。
だからこそ、筒がしっかりしていれば、正しい姿勢が取れるし、お腹も出ないし、腰も守られるってことです。
そして、中野ジェームズ修一氏の本には、その筒にあたる体幹について、とてもわかりやすく詳しく解説してくれています。
正しい体幹トレーニングとは?
印象的だったのは、ブームだからと言って「体幹トレーニング」だけを実行するのではなく、まずは大きな筋肉がある下半身を鍛え、基礎体力を向上させることが大事、という点。
足腰が弱ってくると、疲れやすくなったり、つまずきやすくなりますよね。
その状態で、「そっか!体幹を鍛えればいいのか!」と体幹トレーニングだけに励んでも、下半身の筋肉は強くなっていないので、元々の問題点は解決しない、ということになってしまいます。
だから、アラフィフ女性には、下半身筋トレがマスト!なんです。
今の自分には何が必要か、どの方法が適しているかを見極めることも重要。
その上で、本書に紹介されている呼吸法や体幹トレーニングから自分が取り組みやすい方法、続けやすい方法をえらで実践してみるといいかな、と思います。
体幹トレーニングだけではない
トレーニングについてだけではなく、日常生活における動作やハイヒールを履いたときに体に起こること、ベッドマットの選び方などについても書いてあり、とても参考になります。
体を作っている「食べること」がおろそかになっては、いくら体幹トレーニングを実行しようと効果は半減。
食についても非常に参考になることがわかりやすく書いてあります。
個人的には、この「食」についてがイチバン参考になりました。
体幹を鍛えておなかを凹ませる
「体幹トレーニング=お腹が凹む」これは間違い。
ぽっこりお腹は脂肪が原因。まずはそれを減らしてから、トレーニングをすることが必要です。
お腹周りの筋肉を鍛えたからといって、その部分の脂肪だけあ効率よく落ちるということはありません。
体幹を鍛えると「おなかが出ない」「腰痛にならない」 (だいわ文庫) [ 中野ジェームズ修一 ]より
骨盤が広がりやすい女性は、横隔膜を鍛えることで、ぽっこりお腹や広がったお尻の解消につながることなどが、詳しく解説されています。
お腹を凹ませたいからまずは腹筋!というストレートな発想ではなく、自分の体が今どんな状態か?を知ることが解決への近道。
本書には、そのヒントがたくさん詰まっています。
体幹を鍛えて腰痛にならない!
体幹を鍛えると腰痛が予防できる、というのは、コルセットをつけたら腰痛が予防できる、というのとまったく同じ意味なのです。
体幹を鍛えると「おなかが出ない」「腰痛にならない」 (だいわ文庫) [ 中野ジェームズ修一 ]より
筋肉量が少なくなって腰椎を支えきれなくなると、腰痛が起こり、それを人工的に補助するのがコルセット。
でも、自分の体のコルセットである体幹を鍛えれば、腰痛用のコルセットは必要なくなるわけです。
巷で言う「腹筋運動」は、お腹の前の縦にある腹直筋ですが、本書では腰痛予防には腹直筋だけでなく腹筋群(内腹斜筋、外腹斜筋、腹直筋、腹横筋など)を鍛える必要があると書いています。
腰痛が慢性化している人は、一読の価値あり!と思う1冊です。
体幹トレーニングで実感すること
とにかく、プランクという体幹トレーニングを誰にでもおススメしている私。その理由は、何も使わず簡単にできるし、時間もかからないから。
10年以上スポーツジムに通って、体幹が鍛えられたなと実感しているのが以下の3点。
・姿勢をキープしていられるようになった
・軸がぶれなくなった
・久しぶりにハイヒールを履いてもスッと歩ける
私はボクシング系のフィットネスが大好き。
パンチは、腕だけでなく腰から回転させて行うため、体幹に筋力がないと腕の動きに体が持って行かれちゃうんです。
でもね、体幹強化によってそれが改善していると感じています。
それと姿勢。どんなに姿勢を正しく矯正しても、体幹の筋力が衰えていると、その姿勢をキープできません。
最近は、ハイヒールを履く機会がほとんどありませんが、久しぶりに履いても全くぶれずに問題なく歩けたときは、自分の体幹の筋肉が鍛えられたことを感じました。
だからこそ、若々しく見せたいなら、顔のお手入れと同じくらい、美しい姿勢がキープできる体幹を鍛えることを激しくおすすめします。
とても参考になる1冊でしたので、体幹にご興味のある方は是非。
それではまた。ちゃおっ