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ごきげんよう、みかねーです。

冬季オリンピック、閉幕してしまいましたね。スピードスケートの小平選手の金メダルを取ったレースは、何度見てもウルウル。マススタート競技での試合運びも完璧でしたね、素晴らしかったです。

スピードを出すために、あれだけ腕を振っていたらきっと腕回りの可動域が広くて柔らかいんだろうなぁー、なんて思いながら観ていました。

父が存命時、スポーツ番組を観ていて、勝ったら嬉しいだろうと、負けたら悔しいだろうと、選手の気持ちになってウルウルしていたのをその当時の私は「ふんっ、バカバカしい」と冷ややかな目で見ていたけど、今自分が同じ気持ちでウルウルし、父に詫びたい気持ちになったりしました。

人は歳を重ねると涙もろくなるのでしょうかしらね。感動が少なくなってきているお年頃に、オリンピックは毎日たくさんの感動をもたらしてくれました。すべての選手たち、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとう!!

吉田修一原作 「怒り」





原作:吉田修一 公式サイト⇒吉田修一 公式サイト
監督・脚本:李 相日
音楽:坂本龍一
出演:渡辺謙
   森山未來
   松山ケンイチ
   綾野剛
   妻夫木聡
   広瀬すず
   宮崎あおい






音楽は坂本龍一氏が手掛け、チェロでロックする“2CELLOS”演奏。音が映画に更なる高揚感やら危うさを感じさせ、素晴らしい華を添えています。

個人的にその熱演に拍手を贈りたいと思ったのは、愛子を演じていた宮崎あおいさん。繊細で危うい役を恐ろしいほど見事に演じていて、この若さでどんな経験をしてきたら、こんな演技ができるのだろう・・・と感じたほどでした。


人を信じること、それが揺らぐとき、揺らいだ自分を責めてしまうこと、絶望的な後悔を感じるとき・・自分は誰を信頼しているだろう??? 何をされたら、その信頼関係が崩れてしまうだろう。信頼してもらっている人たちに、自分はどうであったらいいのだろう等々、深く考えさせられた作品でした。

非常に重いテーマで描かれていますが、俳優陣の見事な演技力、美しい沖縄の風景、重厚な音楽が心を打ち、いろいろなことを考えさせられる作品でした。

広瀬すずさん演じる高校生の泉が、米兵に襲われてしまうシーンがあるのですが、原作を読むと未遂に終わっていることを知り、なんだかものすごくホッとしちゃったりもして。泉ちゃんの母親世代に近い私としては、ここは原作通りに描いてほしかったな・・と思ってしまいましたかね。


映画を観てから本を読むまでにかなり時間が経過していたので、細かい違いはあったでしょうが、ほぼ違和感は感じることなく、小説を読み進めていくほどに映画で観たシーンが頭の中に次々と浮かんできます。

今までは原作小説を読んでから映画を観ると、がっかりすることが多いと思っていましたが、この作品についてはどちらも素晴らしかったです。映画は、出演している俳優陣の力も多大に貢献していたように思います。

若干、あれ? 原作とちょっと違う?? という部分はあったものの、後から小説を読んだことで更にこの作品の重みを再確認したような気がします。




余談ですが、吉田修一さんの公式HPには作品ごとに、担当編集者からコメントが寄せられていて、それを読むと更に作品への親近感が湧いたり、読後の満足感が増すような気がしました。

公式サイト内 作品「怒り」についてのページは⇒吉田修一「怒り」

それではまた。ちゃおっ